カイロ: なんで俺が尋問される形で座ってるんだよ?
アテネ: それは…カイロだからでしょ?
ウィーン: カイロだからね。それぐらい当たり前でしょ?
ルル: (いつも思ってるんだけど、なんでアテネとウィーンってカイロに厳しいんだろ…?)
カイロ: んで?聞きたいことは?
アテネ: いったい、いつぐらいからパリスはあんなふうに自分の本質を替えようとしてるのか…って所かしら?
カイロ: 俺が知り合った時は卑屈で自分にまったく自信が無くって笑顔も見せないような奴だったぞ?
ウィーン: ……ごめん、いきなりイメージとかけ離れてて、想像できない
ルル: 私がパリスの所に行ったときは笑ってたけど……なんだか、痛々しい感じだった
アテネ: そっちの方が想像できないんだけど
ルル: で、淀みかけて吹っ飛ばすために今みたいになり始めた
ウィーン: 淀みかけたの、あの子
ルル: そー
カイロ: その頃は俺とは会話してないな
ルル: それはカイロも荒れてたからじゃないの?
カイロ: ……
アテネ: まあ、なんとなくわかったわ
ウィーン: 後で本人に聞いてみる事にしましょ
アテネ: 今日はここでお開きに。
ウィーン: また次回お会いしましょう