綾華: 友達に赤点がどういうモノか教えて貰ったみたい
智也: …え、紗弥姉、赤点分かってなかったの?
綾華: うちの姉妹弟(きょうだい)の中で一番残念な頭してるのよ?察して
智也: 無理!紗弥姉バカだとは思ってたけどそこまでバカだったのかよー!それなら拓也の方が地頭いいんじゃねー?!
綾華: あ、それは私もお母さんも思ってるから
智也: …まじか
綾華: うん。お父さんは同じじゃないかって思ってるみたい?
智也: …気になるのはボクの評価なんだけど
綾華: あんたは…私と比べてたけど、同じぐらいじゃないかって言ってたわねー
智也: (めっちゃ安心した!めっちゃ安心したよ、今)そっかー
綾華: で、赤点を取りすぎると留年するから、それが嫌で全教科赤点という屈辱を回避したのよ
智也: …紗弥姉の友達、グッジョブだあああ!
綾華: 本当よね。これから定期的に見てあげる事になったから
智也: でも、紗弥姉、塾行った方がいいんじゃ?
綾華: …あの子の場合は塾の先生の説明が分からないから、個別とかで組んでもらうしかないわね
智也: …そうか、今まで学校で話が分からなかったから…
綾華: そうだと思うのよ。まあ、お母さんには話しておくからそのうち塾も考えてくれるかもね。その前にあんたたちの塾を考えてるみたいだけど?
智也: …ボクは中3からでいよ。拓也は今から行けばいい
綾華: そう言っとくわ。じゃあこのあたりで読者のみなさんとお別れね
智也: (そうだった、忘れてた)じゃ、本編でボクらが出てきたらよろしく~