り:家電に連絡してくるの?
か:あとはパソコンな。僕としてはチャットが全員できれば楽だと思ってるんだけど、ちょっと無理な奴もいるからな。
り:(チャットか。できないってことは親に禁止されてるのかな。)そうなんだ。
か:(絶対誤解してるけど、理解できるはずないからそのままにしておこう。)約1名は必ず猫について聞いてくる。
り:猫?
か:そう。今うちに1匹猫がいるんだけど、そいつのこと気に入ってたみたいで。「元気にしてる?」って必ず聞くな。
り:(女の子なのかな、口調からして)小学生のころから知ってるってことは結構年寄り?
か:そうかな、うちに来た時に何歳だったか知らないからなんともいえないな。
り:・・・、元は捨て猫?
か:貰い猫。今じゃあなじんでるけどな。
り:そうなんだ。
そういえば気になったんだけど、浦浜くんは何で通学してるの?
か:僕はバス。ちょうど1本なんだけど、路線の最後のほうまで乗ってるからそれなりに遠いんじゃないか。
り:ってことはいちばん近いのは松葉さんか。
か:松葉?
り:松葉さん、入学前に引っ越してきたんだって。歩いて通学してる。
か:なに、あいつ一人暮らし?
り:ってわけじゃあないみたいだけど、家族全員ってわけでもないみたい。
か:(曖昧だなぁ。あとで直接聞いてみるか)確か佐々木さんはチャリ通だよな。
り:そうだよ。清水と小暮君は電車だってこの前言ってた。
か:弁当食いながら?
り:そう。今度は浦浜くんも混ざりなよ。
か:・・・。遠慮していいか?
り:私も遠慮したいんだけど、清水に引っ張られていく。
か:(ご愁傷様。)そのうちな。
り:わかった。
ところで、「パンドラの箱」って実在するのかな?
か:いきなりだな・・・。僕はあってもおかしくはないと思う。でも中身はきっと宝石とかそういうものが入っているんじゃないかな。
り:あ、そうかもね。
か:見えないものが見えるように書くのが神話や寓話の特徴だけど、パンドラの箱の話もその一つだよな。
り:確かにね。
ところで浦浜くん。
か:なんだい?
り:ゲーム愛好会に所属しちゃったほうがいいんじゃないの?
か:確かにゲームは嫌いじゃあないけど、僕が本当に好きなのはパズルなんだよ。パズルを解く時間を削ってまでそっちをやる気はない。
り:(パズルとゲームの違いって何!?)
か:佐々木さん、言っとくけどゲームとパズルは違うからね。
り:(また勘ぐられた!もういいや・・・)
それではみなさん、この辺で。
か:(逃げたな。まぁ、いいけど)
ではまた。
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