和司: まあ、な。この世界に来ている以上、擬態はしているだろうけど
春菜: もちろん、それは当たり前じゃん。あたしたちだって、他の『場』に行ったときは擬態、っていうか、似た格好になったし
和司: その世界の服装とかになってて、あれは衝撃だったな
春菜: 厳密に言うと違うんだ。あれ、その世界の道歩いてて違和感がないってだけなんだよね
和司: ……どっちにしても、僕にはすごい衝撃だったんだ
春菜: やっぱり、学問として学んでるからな、あたしは
和司: お前がねぇ……僕には到底信じれらないんだけど
春菜: あたしはこっちに帰ってくることを選択したからね。選べるぐらいには成績良かったってこと
和司: いろいろあるんだな
春菜: そう、一筋縄じゃどうしようもないようなことがね!
和司: そのあたりも、楽しみにしておけばいいか(ぼそりと)
春菜: ? なに、なんて言ったの?
和司: なんでもねーよ