夏美: そうなのですか?
愛音: この世界ではね。私たちが見れないだけ
夏美: それはちょっと残念です。もっと妖精という存在を知りたいのですが……
愛音: 先生たちには見えるみたいだけどね
夏美: それは……どういうことなのですか?
愛音: うーん、詳しい事は分からないけど、そう聞いてる。あとね、見える人たちは人間界には帰れない、んだって
夏美: あ、妖精の要素が強すぎて、というやつですか?
愛音: そうそう!
夏美: なるほど、一つの指標になっているのですね
愛音: その通り
夏美: 戸田さん、そういえば疑問があるのですが
愛音: うん?何?
夏美: 授業では今まで私が学んできたことと同じ内容を行っていますが、学年という概念はあるのですか?
愛音: ここに来るのは小学校5年と6年の年齢の子達だよ?
夏美: そうなのですね
愛音: 美奈子先生のクラスは6年生相当だから
夏美: だから授業で問題がなかったのですね
愛音: そういうこと。それじゃあ、今日はこの辺でお開きにしましょう、梅野さん
夏美: わかりました。それではみなさん、またの機会にお会いしましょう