アテネ: 前から思ってたんだけど、「そら」の人たちってよく「風を掴む」とか言ってるけど…あれってどうやってるの?
カイロ: 服の袖と胴の部分の間に布が一枚追加されてる外套を着るんだよ
パリス: 学校ぐらい大きな雲だとまずそう言うのは必要ないから学校で働いてくれてるような人たちとか外に出る時の一般生ぐらいしか着てないと思うけど……
アテネ: そもそも、服からして違ったのね……
カイロ: そう、それで風を掴むんだ
パリス: そうすれば落ちないって事
カイロ: ……厳密に言うと、落ちるスピードが遅くなるから境界面にたどり着くまでに上昇気流を掴める、ってことだな
アテネ: ……それでも、何人も落下事故起きてるのよね…?ニュースでよく見るけど
パリス: うん。でも最近は小さな雲を作れる機械とかもできたから、少なくなっては来てるみたい
アテネ: そうなの
パリス: 風の能力者は大体がレスキュー隊員になるんだよ。もちろん、私もそれ目指してる!
カイロ: 結局、そういうところはパリスみたいな風の能力者に頼らないといけないところが歯がゆいけどな
パリス: それでも、やっぱりカイロの行動がふしぎだなぁ
アテネ: 本当にね。………ところで、私達………
カイロ: ん?どした、アテネ?顔青いぞ?(いい笑顔
アテネ: じょ、上空何メートルか分からないけど、とても高いところから、落ちてるのよね!?
パリス: そ、そうだよ!ど、どうしよう!?
カイロ: それは管理人の手に任せて……今日の所はここまでで。次回もお楽しみに
アテネ: 勝手にまとめてるし…!ぶ、無事に生きて5章を迎えられますように!