春菜:いいんだね?ネタバレにはしないけど、ちょっと突っ込んだ話になるからね!
和司:それじゃ、始めるか。松葉、よろしくな。
春菜:うん、任せといて!
(そして春菜は1冊のノートを取り出した)
春菜:まずはあたしと浦浜が捕まった”場”について。
これはあんまり言えないけど、5種類に分類されてるんだ。
和司:僕がいたのが[放浪する”場”]。
春菜:あたしがいたのが[条件を要する”場”]。
和司:・・・あらかじめ言っておくが、これはフィクションだからな。普通の日常に見える世界に潜むフィクションだ。
春菜:あと3つの”場”の種類があるんだけど、それは紹介されるのかな?
和司:さあな。
春菜:はぁ、そう。
気を取り直して、あたしは小学生のころに”場”に居たんだよ。あるものに近すぎたがためにその”場”に捕まっちゃったんだ。
和司:僕らは中学になってすぐ、ぐらいだったかな。小学校からの友達と一緒に捕まった。
春菜:へぇ。小学校から持ちあがりだったのか―。で、なんで?
和司:・・・。その部分はネタバレだろ。
春菜:それもそうか。
和司:で、お前のことはもう少し言えるよな?
春菜:ああ、あたしは正真正銘「フェアリー・ワールド・スクール」の春菜です!だから管理人にもなじみなんだよね!
和司:なじみも馴染みだろ。はじめからいる奴だろ、お前。
春菜:うん、その一人だよ!
和司:お前以外がどんな感じなのか想像できないな・・・。
春菜:秋菜はしっかりしたお姉さん、みたいな?
和司:誰だよ、それ?
春菜:あたしの親友にして、一番の理解者で、一番遠くにいる子。元気にしてっかな~。
和司:ふ~ん。
春菜:浦浜は?
和司:僕はまだ言えないけど?当たり前だろ?
春菜:そっか~。
和司:・・・。松葉、そろそろ終わろう。
春菜:わかった。
それじゃ、皆さん、また次の機会まで!
和司:たぶん松葉にはかなり早い段階で再開すると思うけどな。